改善・向上事例
- 通信機および車載用の電子部品の製造
- グローバル人材雇用
2021.08.09
多国籍グローバル人材が多数在籍する事業所において、労働災害予防を目的としてスタッフの健康支援を含む丁寧な安全衛生管理の実施により、2,121日間のゼロ災(無災害)を達成
ご発注元プロフィール
業界・業種 | 電子部品 |
---|---|
部門・職種 | 通信機および車載用の電子部品の製造 |
従業員数 | 2,000名以上 |
課題・ニーズ
数百名の多国籍のグローバル人材スタッフが在籍している事業所において、その言語の違いによるコミュニケーションや安全衛生管理の難しさから、労働災害を起こさないための管理面の施策を求められていた。
ご提案
下記の内容を事業所内にて実施し、安全・衛生・防災の徹底を行った。
【基本的な施策】
- スタッフによる交通KY(危険予知)や作業KYの徹底
- 毎朝、朝礼を実施し、指さし呼称/作業開始前の体操/ヒヤリハットや災害事例の共有を実施
【月次での強化施策】
- フジアルテ安全衛生委員会にて、年度ごとに安全衛生活動計画を作成し、月に一度行う安全衛生委員会にて業務災害・業務外災害の共有や、安全衛生実施項目の実施状況を1つずつ確認
- 事業所の安全衛生委員会にフジアルテも参加し、事業所の災害事例の共有/環境測定結果報告/各製造課の活動報告といった内容を当社スタッフに対しても随時共有
- 事業所の安全担当者とリスクアセスメントを行い、安全パトロールの実施により危険個所の吸上げ/リスク評価の協議/指摘事項の対策進捗を確認
【不定期での確認的施策】
- 雇入れ時に当社の安全手帳による安全教育の実施(安全とは何か?/発生の多い災害についての注意喚起/自身の安全・品質・防災の目標設定など)
- 雇入れ時の教育内容を年に一度、全スタッフに対して再教育を実施(特に、防災教育や校内歩行注意点教育は重点的に実施)
- KYTやKY活動の継続を徹底し、当社スタッフ間で「今のやり方の問題」と「その改善内容」、「改善効果」を相互に共有し、安全意識を向上
【健康面の支援施策】
- 健康推進チームにより個別のきめ細かい対応を実施
- 突発的または定期的なスタッフの病院対応/病院対応内容の分析/体調管理、生活面のワンポイントアドバイスなどを実施
解決・効果
上記施策の実施により、全スタッフの安全衛生や災害防止への高い意識づけを行うことができ、2015年からゼロ災(無災害)を2,121日達成することができた。
無料
製造業の人事・労務の最新情報をメルマガで
いち早くお届けします!
メルマガ登録をすると、過去の「労務管理Q&A」も会員専用ページにて全てご覧いただけます。
- 人材派遣の業界ニュース、関連法案の見解
- 労働問題のお悩みに専門家が詳しく回答
- コンプライアンス・セミナーの開催情報