1. 派遣社員導入にむけて、人が集まる採用条件を設定するために企業がするべきこととは?

派遣コラム

2023.11.15

派遣社員導入にむけて、人が集まる採用条件を設定するために企業がするべきこととは?

派遣社員の活用を検討する際、採用における条件はとても重要です。
このコラムでは、人材が集まる条件を設定するためには、まず何をするべきかをご紹介いたします。
また、派遣採用に向けてパートナーとなる人材派遣会社を選定する際のポイントについてもお伝えいたします。
派遣社員募集のフローについて知りたい方は、
★【派遣社員の募集方法】人材派遣で失敗しないために派遣会社に伝えるべき4つのポイントをご覧ください。

派遣依頼にむけて職務内容/就業条件を決めましょう

派遣を依頼する際、まずは職務内容を明確にしましょう。
「職務内容」とは会社で個人が任されている仕事のことで、部署ごとに行う業務内容を、さらに細分化したものになります。
〈例〉
・〇〇の組み立て
・〇〇の検査
・〇〇機のオペレーション

同じ部署に所属していても、基本的に職務内容は人により異なります。どのような作業が発生するのか、どういった機械を使うのか、作業手順についても整理しなければなりません。
また、作業を行う上で必要なスキルや経験がある場合は以下のように明記すると良いでしょう。
〈例〉
・〇〇の資格をお持ちの方
・〇〇の業務経験が3年以上の方

就業条件の明示が義務付けられている項目

職務内容のほかにも、就業場所や就業時間といった条件面についても漏れが無いようにしましょう。

求人を募集する際は職業安定法の改正により、最低限明示しなければならない項目があります。就業条件として人材派遣会社より尋ねられる項目となりますので、整理しておきましょう。
企業様から明示が必要な項目は、以下のとおりです。
・業務内容: 具体的な仕事の内容とその範囲
・契約期間: 雇用期間(有期・無期)、契約更新の条件
・試用期間: 期間とその条件、試用期間中の労働条件の違い
・就業場所: 勤務地の詳細(必要であれば地図やアクセス情報を含む)
・就業時間: 始業と終業の時刻、残業の有無とその条件
・休憩時間: 休憩の時間帯とその長さ
・休日: 週休日数、年間休日数、特定の休日
・時間外労働: 残業の有無、残業手当の条件
・賃金: 給与額、支払い方法(月給、時給)、支払い時期、賞与の有無と条件
・募集者の氏名または名称: 法人の場合は企業名、個人の場合は氏名
参照元:厚生労働省「労働者の募集ルールが変わります」

待遇面や職場環境について記載するメリットと考慮点

職務内容や就業条件だけではなく、待遇面や職場環境についても、採用に大きく関わる事項です。
待遇面や職場環境を充実させることで、採用力の向上、企業のイメージアップによる信頼性の向上などの効果が期待できるでしょう。

待遇面や職場環境を明記する際は、細かく洗い出すことが大切です。
下記のように具体的に洗い出すことによって、就業場所のイメージがしやすくなり、応募者が惹かれるポイントとして訴求することができます。

・食堂や休憩室、ロッカーについての案内
・自動販売機や売店がある
・制服/作業着の貸与があるのか
・髪色や髪型の自由
・駐車場の利用ができる

最新の求人動向を確認しましょう

そして、求人市場の最新動向を把握することで、募集の際に設定するべき条件を洗い出すことができます。
ここでは、どのような動向をチェックするべきなのかをお伝えいたします。

チェックするべき動向

【有効求人倍率の推移】
有効求人倍率は、厚生労働省が毎月作成し公表している「一般職業紹介状況」にある指標の一つです。
「一般職業紹介状況」とは、ハローワークにおける求人、求職、就職の状況をとりまとめ、求人動向の指標を示したものです。
「有効求人倍率」とは、「有効求人数」を「有効求職者数」で割った値です。
有効求人倍率が高いほど、求職者よりも求人数が多くなっていることになり、人手不足の状況であるということになります。
厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計):https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1.html

【求人広告数の推移】
求人広告数は、公益社団法人「全国求人情報協会」が毎月公表している指標です。
職種別での求人広告掲載件数が公表されており、各業界における求人の動向を把握することができます。
公益社団法人 全国求人情報協会 調査発表/求人広告掲載件数:https://www.zenkyukyo.or.jp/outline/research/

【平均賃金】
各業種における賃金の相場についてもチェックすることをおすすめします。
また、近隣エリアでの時給や月給を把握しておくことで、比較検討される競合となる企業の動向を知ることができます。
各業種やエリアだけではなく、職種別で平均賃金を把握することにより、市場の評価が可能となります。
製造業の平均賃金は下記サイトよりご覧いただけます。
製造業求人情報サイト『工場ワークス』:https://interworks.jp/presscat/notice

フジアルテでは製造業に特化した求人動向をまとめ、毎月発信しています。ぜひこちらもご活用ください。

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応募者を増やすための条件とは?

ご紹介したような最新の求人動向をチェックすることで、人員確保にむけた条件を検討することができます。
下記3点を押さえて条件設定を行うと応募者を集めやすくなります。

簡潔かつ具体的な言葉で記載する
仕事の内容や求められるスキルを分かりやすい言葉で記載することで、応募者は内容を把握しやすくなります。漠然とした内容ではなく、具体的な要件を示すことが大切です。

応募者の期待に合わせる
応募者が求める情報に焦点を当て、仕事の魅力を強調することで質の高い人材を採用しやすくなります。特に、スキル、経験、キャリア目標に合致する点を強調すると良いでしょう。

入社後のイメージがしやすい情報を記載する
企業の文化や価値観、職場の雰囲気などを写真や簡潔な文章でまとめることで、入社後の雰囲気がイメージでき、職場に合致するかどうか判断しやすくなります。

差別化を図るためにはどういった条件を設定するべきなのかを人材派遣会社と一緒に検討しましょう。

年齢や性別を指定した採用、事前の面接は禁止されています

派遣先企業は、紹介予定派遣の場合を除き、事前面接や履歴書を送付させる、若年者に限るといった、派遣社員を特定することを目的とする行為を行ってはいけません。
また、性別を指定したり障がい者であることを理由とした差別的な取り扱いを行うことは禁止されています。
(労働者派遣法第26条第6項)(派遣先が講ずべき措置に関する指針:第2の3、第2の4)

人材派遣会社に採用計画を提出してもらいましょう

派遣人材の獲得に向けて、人材派遣会社との相談は必須です。
具体的な採用までの流れについては、派遣を依頼する人材派遣会社へ採用計画を提出してもらいましょう。
採用に向けた条件や募集内容について、相場感に沿って人材派遣会社とすり合わせを行いましょう。

採用計画とは

採用計画とは、人員確保に向けた採用戦略や、オーダーから募集開始、入社にいたるまでのスケジュールを含めた計画です。
フジアルテでは、エリアや業種そして企業の条件に応じて、何名をいつまでに、どのような方法で採用するのかをご提案するために作成しています。

 

人材派遣会社選定のポイントとは

また、派遣サービスの導入を検討する際、人材派遣会社の選定はとても重要です。
まずは信頼のできる会社であるかどうかを選定の基準に置く必要があります。その上で、それぞれ人材派遣会社ごとの特徴や強みを把握しましょう。
ここでは人材派遣会社選定におけるポイントについてお伝えします。

①市場を知っているか

業界や業種における求人の動向や、派遣社員の就業先となるエリアの状況といった採用市場について詳しいかどうかは、人材派遣会社選定の重要なポイントです。
採用市場における調査や分析をおこなった上で、採用に向けて条件を設定することが人材獲得に向けては必須となります。
そのため、採用計画を提出してもらえるかどうか、という点についても選定におけるポイントのひとつになります。

②人員確保にむけた提案をしてくれているか

「地元エリアに限定した募集では厳しいため、エリアを拡大し募集を行います」
「競合となる企業が多い中、選ばれるためには賃金のベースアップが必要です」
「寮費無料がトレンドとしてあるため、取り入れたいと思いますがいかがでしょうか」

市場を分析した上で、上記のような提案をしてくれるかどうかも選定のポイントとなります。
採用条件が市場の動きとマッチしているのか、どのような条件だと人材が集まるのかといった視点で提案をしてもらえる人材派遣会社を選定しましょう。

③法令順守ができているか

依頼する人材派遣会社がコンプライアンスを遵守できているかどうかは、大切な基準となります。
人材派遣会社に法令違反等が認められた場合、行政から事業停止命令や許可の取り消しといった処分が下される場合があります。
そうなってしまうと、就業先となる派遣先企業への影響は大きく、人材派遣会社が事業停止となった場合は派遣がストップしてしまうという恐れもあります。
優良な人材派遣会社であるかの基準として、「優良派遣事業者」の認定を受けているかどうかも選定のポイントとなります。

信頼関係を築ける人材派遣会社を選びましょう

派遣人材の採用は、人員を確保するということだけではありません。
ミスマッチを防ぐための細やかな説明や、就業後のフォロー、そして早期退職防止につながる様々な研修等の定着に向けた取り組みも必要です。
そのためには信頼関係を築ける人材派遣会社と密な連携を取りながら、派遣社員が活躍できる環境を準備しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。派遣人材の獲得に向けて、求人動向を把握し採用条件を差別化することが大切です。
募集を行うのは人材派遣会社ですが、ご紹介した事項をチェックすることで、採用までの流れがスムーズとなります。
またそのためには、どうすれば人が集まるのかといった提案を行ってもらえる信頼できる人材派遣会社を選定しましょう。
ご応募や詳細情報についてお悩みがございましたらお気軽にお問い合わせください。
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