1. フジアルテ実績多数!製造現場の課題解決につながる「チーム派遣」とは?

派遣コラム

2022.04.26

フジアルテ実績多数!製造現場の課題解決につながる「チーム派遣」とは?

派遣サービスを利用されている企業様の中には、製造現場において下記のような課題を感じている企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。

・早期退職者が多い
・定着率が良くない
・大幅な増員に対応しきれていない
・派遣社員への指導に手が回っていない
・品質の担保に不安がある

今回のコラムでは、上記のような課題を解決し製造現場の改善につながる「チーム派遣」についてご紹介いたします。

チーム派遣とは

チーム派遣とは、複数名単位の派遣社員を1つのチームとして一括派遣する方法です。
管理者が現場に常駐することで、管理体制を一本化できる派遣体系となります。
フジアルテでは、製造業での経験が豊富な派遣チームリーダーを配置し、リーダーを中心とした組織を形成して派遣業務を遂行します。

「チーム派遣」の導入成果

フジアルテの「チーム派遣」を導入された企業様では、下記のような成果につながっています。

・定着に課題があったが、出勤率が80%から98%へと向上した
・派遣先企業の現場ご担当者様の管理工数や負荷を削減することができた
・安全面と品質が高まり、生産性が向上した

製造現場ごとの課題にあわせた管理体制を導入するため、成果に結びつけることができます。
一方で、「チーム派遣」が上手く機能しないといったパターンも存在します。
導入後に上手くいかない、というパターンとはどのようなものでしょうか。

導入後、陥りがちなパターンとは

①導入にむけての目的があいまいである

どのような目的から「チーム派遣」を導入するのか、という点が不明確なままになってしまうと、上手く機能しないといったパターンになる恐れがあります。
場合によっては、「チーム派遣」ではなく一般的な派遣サービスで解決できることもありますので、まずはどのような課題があるのかを明確にすることが重要です。

②就業場所や内容の異なる作業をひとつのチームで対応することで、連携が上手く取れていない

「チーム派遣」を導入した際、就業場所が工程ごとに分かれていたり、内容が異なる作業を1チームで対応する場合、
管理が行き届かない、リーダーの管理工数が多いためチームとしての効果が上手く発揮されない、といった事態が起こり得ます。
そのため、「チーム派遣」という体制を最大限活かすには、ひとつの生産ラインに1チームという形が理想です。
また、こういった複数の生産ラインを受け持つ場合は、労務管理や同種の作業経験のあるリーダーを任命することが必要です。

このようなパターンに陥ることのない、有効な「チーム派遣」についてフジアルテの導入事例をご紹介いたします。

出勤率80%から98%へ向上したケース

大幅に定着率の向上につながった「チーム派遣」活用事例です。
定着率の向上や、コンプライアンス遵守にむけた体制構築が課題となっている中で、「チーム派遣 管理者オフライン型」を導入されました。

「管理者オフライン型」とは、実際の製造業務は行わず、安全確認や労務管理などを中心に行います。
40名以上の規模となる場合や、配属先の集約が困難な場合、またグローバル人材を活用されたい場合に適した体制です。

導入までの経緯

急な増産対応のため、3か月間で50名の増員が必要となり、お問い合わせをいただきました。
また、退職者が多く発生している状況であったため、定着率を上げることが最優先すべき課題となっていました。
さらに、コンプライアンス遵守について不安があり、コンプライアンス体制の構築という点においても重要視されるポイントでした。

導入内容

通訳兼労務管理者オフライン型の「日系ブラジル人 チーム派遣」を導入いたしました。
労務管理の経験豊富な人材であり、通訳ができるチームリーダーを選抜し、現場に常駐する体制を構築しました。
労務間や作業指導の支援のほか、新人の受け入れに当たっての教育や、採用に当たって事前に注意するべき点を資料として作成する、といった受け入れ面についての環境整備を実施しました。

成果

3か月間での増員に対応することができ、入職から3か月以内で半分が退職していた状況から、スタッフへのフォローによって出勤率98%へと向上しました。
大きな課題となっていた定着率が改善され、生産ラインの安定運用のできる体制を構築することができました。

グローバル人材の受け入れに懸念がある中、導入後スムーズな運用を実現したケース

急な増員対応が求められている中、「チーム派遣 オンライン型」を導入されました。
グローバル人材の受け入れが今後重要であるという認識の中、過去の労務トラブルにより受け入れに懸念がありましたが、きめ細やかな教育体制を構築したことでスムーズな受け入れと運用が実現した事例です。

「管理者オンライン型」とは、チームリーダーも作業をしながら同ライン(工程)に配属された派遣スタッフのフォロー・サポートを行います。
少人数の場合や、同部署・同シフトに配属できる場合に適した体制です。

導入までの経緯

一部生産においてモデルチェンジがあり、3か月間で30名の増員対応が必要となっていました。
また、期間工採用にも苦戦されており、退職補充も追いついていないという状況でした。
グローバル人材の受け入れにあたって過去にトラブルとなった経緯から、グローバル人材活用に対して懸念がある中でご依頼をいただきました。

導入内容

通訳兼労務管理者オンライン型の「日系ブラジル人 チーム派遣」を導入し、
常駐管理者として同種の作業経験が豊富であり、専門用語や作業の急所がわかる日系ブラジル人を任命しました。
翻訳作業と同時に内容をしっかりと把握することで、チームメンバーへの的確な教育を実施いたしました。
また、通訳を担うことで現場間での円滑なコミュニケーションが可能となりました。

成果

入社時の受け入れ教育をチームリーダーが実施し、現場通訳を担うことでメンバーへの手厚いフォローアップを実現することができました。
その結果、入職から1か月以内で半数が退職するという状況から、半年間で月の平均退職率が5.9%にまで低減しました。
懸念があったグローバル人材の導入でしたが、「チーム派遣」という体制をとることで、スムーズな運用を実現することができました。

フジアルテ「チーム派遣」の強み

「チーム派遣」を最大限に活用するためには、派遣先企業様の課題に合わせた体制での導入が必要不可欠です。
製造業に特化したフジアルテの「チーム派遣」には、3つの強みがあります。

①安心のコンプライアンス体制

フジアルテでは予防法務に注力しており、厚生労働省OBを顧問とした専門部署「法務室」を設置しています。
派遣社員の労務管理において、法令上問題がないかといった現場体制の確認はもちろんのこと、最新の法令に則ってコンプライアンスを遵守する体制が整っています。

②高品質につながる現場改善の実績

「チーム派遣」導入により、受け入れ教育の充実や現場間でのコミュニケーションがスムーズになることで、高い定着率を見込めます。
定着率の向上によって、生産ラインの安定運用が可能となり、生産性の向上にも寄与することが可能です。
また、QCサークル改善活動による品質向上に向けた取り組みも行っており、受賞履歴も多数ございます。

  

③請負にむけてのスムーズな切り替え

請負への切り替えを予定されている場合、まずは立ち上げに向けて「チーム派遣」を導入することが有効です。
請負化に向けての課題を抽出し、メンバーの育成や品質管理の体制を構築することでスムーズな切り替えが可能となります。
製造拠点の立ち上げや製造現場での改善活動を行ってきたフジアルテの生産向上ノウハウをもとにご提案することが可能です。

「チーム派遣」を最大限活用するために

「チーム派遣」を最大限に活用するためには、どのような課題があるのかをまずは明確にすることが重要です。

・定着率をあげて生産ラインの安定運用を目指したい
・生産性、品質の向上を図りたい
・請負化を予定している
・グローバル人材の受け入れを検討しているが、フォロー体制が不安

このような派遣先企業様の課題に対して、フジアルテではしっかりとヒアリングを実施した上で、最適な体制をご提案させていただきます。
また、人材の配置を行う上で派遣先企業様に合わせた最適なリーダーを任命し、フジアルテのノウハウを投入した強固なチームとして現場の課題を解決する組織として運用することが可能です。

まとめ

「チーム派遣」を検討される際、こちらのコラムを参考にしていただければ幸いです。
また、製造現場の課題にあわせた派遣・請負サービスの導入事例を「改善・向上事例」にてご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。

★フジアルテ「改善・向上事例」はこちら
https://fujiarte.co.jp/results/case

 

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